外国為替証拠金取引(FX)はレバレッジのかかる証拠金ベースの取引なので、市場の動き次第では損失が拡大してお預けいただいた預託金を超える損失に至ることも考えられます。「スマートトレード」では、担保余力がニューヨーク・クローズ時点で75%以下になると注意喚起のために自動的に配信される「アラートメール」をお送りしています。
強制ロスカットとは、為替変動によって未実現損益が一定額以上拡大し、担保余力が一定水準以下(レバレッジ20倍以下は20%、レバレッジ30倍は40%、レバレッジ50倍は50%)になると強制的にお客様が持っている全ポジションの決済を行い、それ以上損失が拡大しないようにするしくみです。強制ロスカットは、お客様の資産を守るための大切なしくみですが、強制ロスカットされた直後に為替レートが戻ることもあります。強制ロスカットを避けるためには、取引規模(ポジション)を調整したり追加預託金を入れて担保余力に余裕を持たせる必要があります。

※ レバレッジ20倍以下の場合
| 担保余力 | |
|---|---|
| 100%超 | 口座清算価値>総必要証拠金ですので新規に建てる余剰金が口座にあれば、ポジションが建てられます。 |
| 75%超~100% | 口座清算価値≦総必要証拠金ですので新規にポジションは建てられませんが、強制ロスカットまでは余裕があります。 レバレッジ30倍、50倍の場合は、強制ロスカットまでの余裕がなくなりつつあります。 |
| 20%超~75% | 当社から「アラートメール」が送られます。 レバレッジ50倍の場合50%以下、レバレッジ30倍の場合40%以下で強制ロスカットとなります。 レバレッジ20倍以下の場合、強制ロスカットまで余裕がなくなりつつあります。 |
| 20%以下 | レバレッジ20倍以下は自動的に強制ロスカットが発動されます。 |
スマートトレードの強制ロスカットのしくみを理解するためには、以下の用語を正しく理解する必要があります。これらの一部の用語は取引画面の「口座内容サマリー」で使われています。
お客様が口座開設時に預け入れる初回預託金、その後に入れた追加預託金の総称です。他社では「保証金」あるいは「証拠金」と呼んでいるところもありますが、当社では「必要証拠金」と区別するため、「預託金」という用語を用いています。
必要証拠金とは新規にポジションを建てる時に必要な証拠金のことで、総必要証拠金と口座清算価値が等しいときには「担保余力」は100%となります。為替差損が生じ担保余力が100%以下になると、新規のポジションを建てられません。さらに担保余力が75%以下になると、「担保余力」が著しく減少していることをお知らせする「アラートメール」が送られます。さらに「担保余力」が減少し一定水準以下(レバレッジ20倍以下の場合20%以下、レバレッジ30倍の場合40%以下、レバレッジ50倍の場合50%以下)になると、これ以上の損失拡大を防ぐため強制ロスカットが自動発動されます。
スマートトレードでは、レバレッジの倍率により9つの商品(1倍、2倍、3倍、5倍、10倍、20倍、30倍、50倍、100倍)を提供していますが、必要証拠金はレバレッジを大きくすると小さくなります。たとえば、1ドル100円のときに1万ドル(100万円)の取引をする場合、必要証拠金は、レバレッジ1倍なら1万ドル(100万円)、2倍なら5000ドル(50万円)、3倍なら3330ドル(約33万円)、5倍なら2000ドル(20万円)、10倍なら1000ドル(10万円)、20倍なら500ドル(5万円)、30倍なら330ドル(約3万円)、50倍なら200ドル(2万円)、100倍なら100ドル(1万円)です。レートが変動するとそのポジションを維持するために必要な「必要証拠金」はその外貨ベースでは変わりませんが、円換算では変動します。例えば1ドル120円の時にレバレッジ10倍で1万ドルのポジションを建て、その後1ドル100円になった場合、1万ドルのポジションの必要証拠金はドルでは1/10の1000ドルのままですが、円換算では12万円から10万円に減少しています。取引画面ではすべて円換算値で表示されています。
余剰証拠金=口座清算価値(口座資産+未実現損益-出金依頼額)-総必要証拠金-注文中証拠金です。口座資産が30万円だったときに、12万円が「総必要証拠金」として使われ、未実現損益や出金依頼額がない状態であれば、残り18万円が「余剰証拠金」となります。
必要証拠金以上の余剰証拠金があれば、現在の取引(ポジション)に加え、新たな取引(ポジションを建てること)ができます。
ポジションを持った時の価格と時価と比較した際の損益です。ネットポジションが「買い」の場合はビッドレートで評価、「売り」の場合はオファーレートで計算します。
「担保余力」は、ポジションの「総必要証拠金」に対する口座の担保余力を示すもので、「口座清算価値÷総必要証拠金×100(%)」で計算されます。担保余力が一定水準以下(レバレッジ20倍以下は20%以下、レバレッジ30倍は40%以下、レバレッジ50倍は50%以下)になるとすべてのポジションは自動的に決済され損失が確定します(強制ロスカット)。強制ロスカットリスクの回避のためには、この「担保余力」の日々の管理が非常に重要になります。また担保余力が100%を超えないと新規のポジションが建てられません。「担保余力」は取引画面の「口座内容サマリー」でご覧になれます。
口座清算価値=口座資産+未実現損益-出金依頼額です。
当初預け入れた預託金は、その後、取引による為替差損益、スワップ損益、取引手数料、入出金によって残高が増減します。当日の口座残高に実現予定金額を加えた金額が口座資産です。
レバレッジ20倍以下 強制ロスカット水準=総必要証拠金額×0.2
レバレッジ30倍 強制ロスカット水準=総必要証拠金額×0.4
レバレッジ50倍 強制ロスカット水準=総必要証拠金額×0.5
スマートトレードPro 強制ロスカット水準=総必要証拠金額

強制ロスカット水準の計算は、次のように行います。
| 1ドル120円で2万ドル買った時の必要証拠金 | 120円×2万ドル×(1/10)=24万円 |
|---|---|
| 1ドル105円になった時の必要証拠金 | 105円×2万ドル×(1/10)=21万円 ※必要証拠金も減少 |
| この時点の強制ロスカット水準 | 21万円×20%=42,000円 |
| この時点の未実現損益 | 15円(120円-105円)×2万ドル=30万円 |
| 口座清算価値 | 預託金口座残高35万円-未実現損益30万円=50,000円 |
| 強制ロスカットまでの余裕資金 | 口座清算価値50,000円-強制ロスカット水準42,000円=8,000円 |
上記例では強制ロスカットまで8,000円しかない状態です。
強制ロスカットを避けるためには、持っているポジションの一部を反対売買によって終了するか、追加預託金を入れて口座資産を増やす必要があります。口座資産が増えれば口座清算価値も増えます。トレード画面の口座内容サマリーでは、「口座清算価値」の下側に「強制ロスカット水準」が表示されていますので、この2つの数値の動向に注意してください。