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FXと海外送金

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第4回 お得な海外送金のためのお役立ち情報

今回はFXと海外送金の第4回目、「海外送金お役立ち情報」です。
海外に「小額」または「まとまった」お金を送るときに知っておきたい情報についてまとめます。

「クレジットカード)や「デビットカード」を利用する

〔未成年者のカード発行〕

海外でホテルや航空機を利用するときにクレジットカードやVISAが付いたデビットカードなどがないと不便です。
スルガ銀行のVISAデビットカードは15才以上なら申し込めますし「家族カード」もあります。
また、たいていのクレジットカード会社は「家族カード」を発行しますので未成年でも対応できます。さらに18歳以上の学生ならクレジットカードの発行も可能です。

〔海外で使うカードの準備〕

小額のお金をATMからキャッシングするために新たにカードの申込をするときには以下の点に注意してください。

1. カードを受取るまでに必要な日数

スルガ銀行のVISAデビットカードは申し込みから受け取るまでおよそ1ヶ月かかります。また、本人か同姓家族の公共料金領収書の原本が必要です。
クレジットカードは申し込んでも審査ののちに発行されますのでそれなりの日数がかかります。
(「最短○日」と書かれていても実際にはさらに日数がかかることが多いようです。)

2. 確実にカードを使える

海外に行ってから使い方がわからないと大変です。
スルガ銀行のVISAデビットカードには、
 ・ ATM用パスワード以外のさまざまなパスワード
があります。
また
 ・ ATMに挿入するカードの方向
が利用のしかたによって違います。
日本で実際に一度使用して確実に使えるよう確認しておきましょう。
そのほか、ネット上で「スルガ銀行のVISAデビットカード」や「クレジットカード」を利用するとき
 ・ 「セキュリティコード」
 ・ セキュリティ対策への対応
 ・ ウェブ上で取引履歴の確認
ができるように取り扱いに慣れておきましょう。

3. 海外には「2枚以上のカード」を持っていく

紛失や盗難、データ破損のために海外でカードが使えなくなると困ります。
再発行できるまで別のカードを使えるよう、少なくとももう1枚のカードを準備しておきましょう。
また、再発行と海外への郵送について確認しておきましょう。
〔参考情報〕カードを緊急発行してくれるクレジット会社があります。
一例:三井住友VISA 緊急(カード)サービス

※ 海外に直接郵送できないときは日本の家族が受取り郵送してもらうことになります。
※※再発行したスルガ銀行のVISAデビットカードを海外へ直接郵送することはできません。

まとまった金額の海外送金

【ネットなどで海外送金するための準備】

ネットや電話取引ができる銀行に一度手続きするとその後は簡単に海外送金できます。
しかし、
 ・ 口座開設と海外送金先の登録
 ・ FXの口座開設と国内送金先の登録
といった準備に少なくとも1ヶ月はかかります。
そのために役立つ情報、そして海外送金に関する情報をまとめます。

〔FX関係〕

1. 便利な「クイック入金」
ネット銀行からFX各社にお金を預けるときに「クイック入金」を利用すると一般の銀行送金する手間と時間を節約できるので便利です。

※クイック入金に対応するネット銀行についてはFX各社に問合せてください。
NTTスマートトレードではスルガVISAデビットを扱うスルガ銀行を利用できます。

〔銀行関係〕
1. 10万円以上を海外送金するときには本人確認と送金目的の確認を求められます

よって基本的に銀行窓口から海外送金できるのは送金する本人に限られてしまいます。
(代理人による海外送金は認められないか面倒な手続きが必要です。)
送金先の事前登録が必要ですが、家族などを煩わすことのなくネットや電話で海外送金できるのは本当に便利です。

2. 海外送金できる金額の制限

ネットや電話取引で1回に送金できる金額に上限があります。
(シティバンク300万円相当額など銀行によって異なります。)
2~300万円相当額以上の海外送金をするときには前もって取引銀行にどのような手続が必要か確認しましょう。

3. 「中継銀行手数料」や「受取銀行手数料」

海外送金したお金を海外で受取るときに「中継銀行手数料」や「受取銀行手数料」として数百円から数千円程度が費用として差し引かれることがあります。
(着金手数料、コルレス手数料、リフティングチャージなどいった名前で呼ばれることもあります。送金人が負担することもできますが一般に受取人払いにしたほうが安くなります。)

海外送金は「コルレス契約」(金融用語辞典)によって運営されています。ですから送金銀行と受取銀行が決まるとほぼ自動的に送金経路が決まります。
仮に日本の地元A銀行からアメリカのC地方銀行へ海外送金を依頼した場合、そのA銀行が直接アメリカのC銀行と取引することはまずありません。多くの場合A銀行は国際展開しているB銀行に取次ぎを依頼します。 そうすると、A銀行とB銀行、B銀行とC銀行との間で「中継銀行手数料」が発生する可能性があります。また、海外からお金を受取るだけのC銀行も「受取銀行手数料」を取るかもしれません。

しかし、日本のB銀行(の日本法人)からアメリカのB銀行(の現地法人)に送金するなら「中継銀行手数料」や「受取銀行手数料」かかりにくくなります。そして、第5回で説明するトラブルが起きたときも対応しやすいでしょう。
ですから、海外に住む家族などに送金するとき、
 ・ 日本の送金銀行と海外の受取銀行は、海外業務に強いできれば同じグループ銀行
 ・ お金が届いたら海外の地元の使い勝手のよい銀行に移す
のも一つの方法です。

〔参考情報〕

日本の一部の証券会社やFX取引会社では海外の口座を登録して送金できます。
しかし、実際は取引銀行を経由した海外送金になりますし、登録できる送金先数も限られます。また、トラブルが起きたときには海外送金をした銀行に直接問合わせるなら解決が早いでしょう。

【主要通貨国以外への海外送金】

主要通貨国(アメリカ、ヨーロッパ〔ユーロ圏〕、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、スイス)以外の国へのお得な海外送金方法について説明します。

1. 中国

中国の通貨は「元」ですが一般的な海外送金は
 ・ 円を国内で米ドルに両替して米ドルを中国に送金する。
 ・ 届いた米ドルを中国で元に両替する。
ことになります。
ですから、
 ・ FXを利用して円を米ドルに両替して国内銀行の外貨預金口座に送金する。
 ・ 日本の銀行から米ドルのまま中国に海外送金する。
 ・ 届いた米ドルを中国で元に両替する。
なら、銀行で米ドルに両替するときにかかる手数料を節約できます。
(詳しくは「第3回 まとまったお金の海外送金」を参考にしてください。)

※日本で「元」に両替して送金できる銀行は一部の中国系銀行(例:中国銀行〔Bank of China〕東京支店)を除いてありません。

次に一般的ではありませんが
 ・ 円のまま中国に海外送金する。

※「円建て送金」について詳しくは後で説明します。

 ・ 届いた円を中国で元に両替する。
こともできます。
しかし、元の米ドルからの両替手数料〔約0.2%〕は円〔約0.4%〕の2分の1ですから、数百万円程度以上のまとまった金額では円を中国に送金して両替するよりFXの「受渡し」を利用して米ドルに両替してから中国の元に両替するほうがお得になります。

※「受渡し」にかかる手数料、外貨出金手数料はFX各社によって異なります。
 (NTTスマートトレードの場合1万米ドルあたり、5万通貨以上で500円、5万通貨未満で3,000円)
※※FXの「受渡し」を利用して両替すると国内銀行に外貨のまま送金するため受け側・送り側銀行の被仕向送金手数料やリフティングチャージ(一般的な銀行は送金額の0.05%〔最低2,500円〕)がかかることがあります。しかしシティバンク(個人)と新生銀行の送り側ではリフティングチャージはかかりません。

ところで中国は独自の為替管理政策のために元米ドルレートは安定していますが、円米ドルレートはそれなりに変動します。
ですからFXを利用して米ドルに両替して送金する方法の別のメリットとしてFX取引の買指値やさまざまな取引を利用できることがあげられます。
 関連情報:手数料を節約して便利に海外送金する方法より

2. 南アフリカ、一部のアジアと北欧諸国

カレンシーオンラインというニュージーランドの海外送金専門の金融会社が
主要通貨に加えて
 ・ 南アフリカ
 ・ 香港、シンガポール、フィジー
 ・ ノルウェー、スウェーデン、デンマーク
それぞれの国の通貨への両替と海外送金を取り扱っています。
日本事務所と日本語での対応(電話取引も可能)や、送金先登録と送金指示を日本語のサイトでできるのも魅力です。
しかし日本からカレンシーオンラインへの送金は銀行窓口からになります。

※ 取引金額に応じたレートが提示されますが、外貨両替手数料はFXよりすこし高くなります。
※※三菱東京UFJ銀行はアジア諸国(タイバーツを含む)や北欧諸国への海外送金を取り扱っています
    が、外貨両替手数料はカレンシーオンラインより高くなります。

3. その他の国への送金

米ドルやユーロ(たまにポンド)で海外送金すると送金国の通貨に両替されます。
つまり、
 ・ FXで米ドルやユーロにお得に両替する。
 ・ 海外送金する銀行にそのまま国内送金する。
 ・ 米ドルやユーロをその国通貨の銀行口座を海外送金する。
ことでその国に海外送金できます。

※ たいてい自動的にその国の通貨に両替されますが、銀行に出向いて両替する銀行もありますので受取銀行に確認が必要です。
※※海外送金に強い銀行や海外送金専門業者を利用することをお勧めします。
※※郵便局(ゆうちょ銀行)から世界各国に海外送金できますが、FXを利用したお得な外貨両替ができません。

さらに
 ・ 郵便事情の良くない国への住所あて送金
 ・ 海外送金手数料以外にかかる手数料
に注意が必要です。
まとまった金額なら海外送金業務に強い銀行や専門業者を利用した銀行送金をお勧めします。

【その他の海外送金方法と海外へのお金の持ち込み方】

〔円建て送金〕

円も国際通貨の一つですから
 ・ 海外で円のまま置きたい(円外貨預金口座が必要です)
 ・ 海外で円から現地通貨に両替したほうがお得
 そのようなときに利用できます。
たいていの銀行で取り扱いますが、海外送金手数料以外に
 ・ 別途手数料〔送金額の0.05%(最低2,500円)など〕

※送り側ではシティバンク(個人)や新生銀行はかかりません。

がかかることが多く、
 ・ 銀行の店頭窓口
での取引がほとんどです。

※ シティグループ間ではネット送金で、さらに他行へは「海外電信送金依頼書兼告知書」を郵送して円建て送金できます。
※※ロイズ銀行でも円建て送金ができますが円建て送金は一部の銀行に限られます。

JCB送金名人

留学生とその親などが対象で、525円の海外送金手数料で月1回50万円までを海外送金できます。
外貨両替手数料はスルガのVISAデビットカードとほぼ同じですが、中継銀行手数料や受取銀行手数料がかかることがあります。

〔現金、小切手〕

海外に円現金を持ち出すのは危険ですし、外貨への両替手数料はスルガ銀行のVISAデビットカードやその他のカードと比べて大幅に割高です。
関連情報:手数料を節約して便利に海外送金する方法より
シティバンクは外貨トラベラーズチェック発行に1%の手数料がかかりますが、FXで外貨に両替してトラベラーズチェックにし海外で現金に両替するとお得になります。

※一般銀行ではトラベラーズチェックの発行に2%の手数料がかかります。
 当然ですが外貨両替手数料も割高です。

大きな金額に利用する「送金小切手」がありますが、換金に必要な日数と手数料に注意してください。

【海外居住者と銀行、FXの利用など】

海外勤務、留学、ロングステイなどで本人が長期に海外に滞在するため、日本から海外送金する必要がある人について説明します。

〔銀行〕

たいていの日本の銀行は海外居住者の取引を認めていません。

※シティバンクと三菱東京UFJ銀行のほかには個人富裕層を対象とした一部の外資系銀行に限られます。

日本のネット銀行も「海外からのアクセス」を認めていないようですが、たいてい海外から利用できるようです。

しかし、インターネットの通信速度や安定性、利用する各国のプロバイダーの対応によっては接続できなかったりトラブルに巻き込まれることがあっても自己責任の対応になります。

〔FX取引〕

海外居住者(日本に住民票が無い人)はFXの口座開設ができませんし、FX取引もできません。口座開設後に海外からのアクセスを認めるFXもあるようですがインターネットの通信などから問題が起きても自己責任での対応になります。

〔海外からの送金〕 (金融機関の取扱い通貨に限ります)

外貨現金を持ち帰るのは危険ですし、日本で円に両替する手数料は預金からと比べて大幅に割高になります。
関連情報:手数料を節約して便利に海外送金する方法より
まとまった外貨は
 ・ 海外から日本の外貨預金口座に送金する。
そして
 ・ 小額なら銀行で両替する。(外貨両替手数料の安いシティや新生銀行がお勧め)
 ・ まとまった金額ならFX会社の外貨預金口座に送金して円に両替する。
ことをおすすめします。
そのほか簡単な方法として、
カレンシーオンラインに送金して円に両替後日本に送金することをお勧めします。(海外からの送金を受取れる銀行の円預金口座になります)

さて、次回は第5回 海外送金と税金、トラブル対策です。
 ・ 急に海外でお金が必要になった、日本から持ち込んだカードが使えない。
 ・ 銀行が海外送金を受け付けない、面倒な書類提出を求める。
 ・ まとまったお金を海外送金したが届かない。
 ・ まとまったお金を送金したときの税金が心配
そのような問題について説明します。

ここに書かれた内容は掲載時点の情報に基づいています。今後サービス内容が変更される場合がありますので、正確な情報等の取得については、当該サービスを提供する各企業に直接お問い合わせの上ご確認いただきますようお願いいたします。

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