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FXと海外送金

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第3回 まとまったお金の海外送金

FXと海外送金の第3回目です。
第1回目 定額手数料と定率手数料の使い分け
第2回目 小額の海外送金の具体的方法
についてお伝えしました。
第3回目は、30万円程度以上のまとまった金額を送金するときにお得な方法、つまり「FXなどを利用してお得に外貨両替し、その外貨を銀行から海外送金する方法」についての具体的な説明です。

従来どおり「銀行で両替」と「FXを利用した外貨両替」の
 ・ 「外貨両替手数料」
   (中値〔T.T.M.、ミッドレート〕と銀行のT.T.S.やFXの適用レートの開き)
 ・ 外貨両替から海外送金までの日数と手間
の違いについて、
さらに
 ・ 海外送金に利用したいお勧め銀行
 ・ その他海外送金に関する金融機関についての情報
について説明します。

外国為替手数料

一般に銀行(ゆうちょ銀行を含む)で外貨に両替するとき、基準となる外国為替レートに何円か上乗せした為替レート(T.T.S.)が適用されます。
この外貨に両替する費用(「外貨両替手数料」)は金額が大きくなるほど高額になります。
1万通貨当たりの一般の銀行とFXを利用した外貨両替手数料の違いは以下のとおりです。

一般銀行の外貨両替手数料〔1万通貨当り〕 ※1 FXの外貨両替手数料〔1万通貨当たり〕 ※2
米ドル 1.0万円
ポンド 4.0万円
ユーロ 1.5万円
豪ドル 2.0万円
NZドル 2.0万円
カナダドル 2.0万円
〔受渡し〕
 0円~5,000円程度
〔両替〕
 500円~5,000円程度

※1 米ドル以外ではシティバンク、新生銀行、ロイズ銀行(ポンドのみ)が有利なレートを提供していますが、他の銀行はほとんど同じです。
※2 FX会社によって受渡し、両替の手数料は異なります。

FX取引の「受渡し」は、「現受渡し」「外貨受渡」「デリバリー」などとも呼ばれFXで買建てした外貨を引取る取引です。
 ・ まとまった金額ほど両替手数料を節約できる。
   (ほとんどのFXは1万通貨単位取引)
 ・ 買値を指定する指値注文のほかFXのさまざまな取引手法を利用できる。
 ・ 買建てから受渡しまでの円と外貨の金利差を受け取れる。
   (円はほぼゼロ金利のため)
といった点が魅力です。

一方、「両替」は「コンバージョン」「コマーシャルディール」などとも呼ばれ、若干の手数料がかかる外貨両替サービスです。1万通貨より小額でも利用でき、「受渡し」と比較して簡単な取引であることが魅力です。

外貨両替から海外送金までの日数と手間

FXを利用すると両替した外貨を一度国内の銀行に送金してから海外送金するため、銀行で外貨両替と海外送金を同時に手続きする方法より余分に日数と手間がかかります。
「銀行で両替と海外送金」と「FXを利用した両替、銀行から海外送金」を比較します。

  銀行で両替・海外送金 FXで両替・銀行から海外送金
外貨受取までの日数 すぐ外貨を受け取れる 〔両替〕3営業日目程度 ※3
〔受渡〕決済後3営業日目程度 ※3
両替と送金の
手間
両替と海外送金は同じ銀行 両替はFX会社、海外送金は銀行、FX会社から銀行への送金手数料がかかることがあります ※4

※ 3 FX会社によって若干の違いがあります。
※ 4 FX会社によって異なります。

銀行に外貨が届いたあとの海外送金は、銀行で両替した後の海外送金と同じ手続きです。
早いと翌日、遅くとも1週間程度で海外の銀行に入金されます。

※海外送金が届くまでに中継する銀行や受取る銀行で手数料がかかることがあります。

ところでネット取引や電話取引を利用して海外送金すると
 ・ 銀行窓口に出かけなくてよい。
 ・ 夜間や休日でも自宅などから取引できる。
ので、かかる手間を簡単にすませることができます。

FXで両替した外貨の国内銀行への送金から海外送金までの流れについて、シティバンク(ネットか電話取引)について説明します。

シティバンク(ネット、電話取引)

1. シティバンクに口座開設します。(海外送金ならeセービングで十分なサービス内容です。)
2. 「海外送金先登録用紙」をダウンロードして必要事項を記入し郵送して海外送金先を登録します。
  (1週間程度後にシティバンクのサイトからログインして登録の確認ができます。)
3. FXの外貨送金先にシティバンクのマルチマネー口座番号を登録します。
  (マルチマネー口座はすべての通貨で同じ番号です。)
  〔注意!〕外貨送金先は円普通預金口座ではありません。
4. FXで「受渡し」(もしくは「両替」)をし、外貨の出金指示をします。
  (FXの出金日の翌日にはシティバンクで入金を確認できると思います。)
5. ネット取引か電話取引を利用して登録した銀行口座へ海外送金します。

初めに海外送金先の登録などに手間がかかりますが、同じ口座に海外送金するときはすべてネット上で済ませることができます。

※シティバンクの店頭窓口でも海外送金の手続きができます。
しかしe-セービング口座の場合ネット取引なら海外送金手数料が3,500円のところ6,000円と割高になります。

〔参考情報〕
海外の受取銀行によっては中継する銀行や受取る銀行で手数料がかかることがあります。
節約方法についてくわしくは第4回で説明します。

海外送金に利用したいお勧め銀行

ネットや電話で取引できることは便利に海外送金するための銀行を選ぶ条件です。ほかにも注意したい点として、同一通貨で海外送金するための別途手数料がかからないことがあります。
お勧め:シティバンク(個人のみ)、新生銀行
理由:たいていの銀行ではFXで両替した外貨をそのまま銀行から海外送金すると、海外送金海外送金手数料とは別に「リフティングチャージ」などの名目で手数料(送金額の0.05% 最低2,500円程度)を取ります。しかし、シティバンク(個人)と新生銀行はこの手数料がかかりません。
(送金先の銀行で受取手数料などがかかる場合があります)

そのほか、電話で海外送金の指示ができる銀行としてシティバンクのほかに三菱東京UFJ銀行があります。前もって送金先を登録しておくと銀行窓口まで出かける必要がなく深夜・休日でも利用できるのは便利です。

その他海外送金に関する金融機関についての情報

証券会社(外貨送金できることが条件)

お勧め:キャピタルパートナーズ証券野村證券

前もって購入した外貨建MMFの解約代金を外貨のまま銀行に送金して海外送金できます。外貨に両替する手数料は銀行よりお得ですが、外貨建取扱商品の一つという位置付けのためか「ネット取引」がなく取引するための情報も少ないと感じます。

ゆうちょ銀行、ロイズ銀行

海外送金手数料はお得(ゆうちょ銀行2,500円、ロイズ銀行2,000円)ですが、FXなどを利用してお得に両替した外貨を送金することができません。

ソニー銀行イーバンク銀行住信SBIネット銀行、などはお得な外貨両替レートで外貨預金できますが海外送金はできません。

4回目は、お得な海外送金の準備 お役立ち情報について説明します。

ここに書かれた内容は2009年5月現在の情報に基づいています。今後サービス内容が変更される場合がありますので、正確な情報等の取得については、当該サービスを提供する各企業に直接お問い合わせの上ご確認いただきますようお願いいたします。

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