第1回目は、
・ FXの「両替」「受け渡し」を利用すると両替手数料を大幅に節約できる
・ 海外への送金方法を選ぶときには、送金額に応じて「定額の手数料」と「定率の手数料」
使い分けるのがコツ
ということをお伝えしました。
第2回目は、数十万円程度までの小額を送金する方のために、「定率の手数料」で海外に送金する方法をもう少し掘り下げて説明します。
日本から数十万円程度の海外送金をする目的はさまざまです。
1. 海外サイトでのショッピングや海外サポートサービスへの支払い
2. 家族または自分が海外滞在中の生活費を送金
3. 海外の知人やe-Bayなど海外オークションの売り手への送金
このような目的に利用できる海外送金方法を表にすると次のようになります。
| 手数料 | 実際のレートに1.6%程度上乗せされた外貨両替レートが適用されます。 ※基準となる為替レートは公表されません。 ATMを利用したキャッシングの場合決済日まで年18%の金利がかかり、ATM利用手数料がかかることもあります。 |
| 利用方法 | 利用額は1ヶ月ごとにまとめて請求され指定銀行の口座から引き落しになります。 |
| 手数料 | 実際のレートに1.63%上乗せされた外貨両替レートが適用されます。 ※基準となる為替レートは公表されません。 ATMを利用したキャッシングには1回210円がかかり、別途ATM利用手数料がかかることもあります。 |
| 利用方法 | 利用額はスルガ銀行の円普通預金残高から自動的に引き出されます。 |
| 手数料 | パーソナルアカウント 利用額の5.9%+0.3米ドル 基準となる為替レートは1日2回決まりますが公表されません。 |
| 利用方法 | 送金する相手のメールアドレスに自分のクレジットカードから引き出して送金します。 |
次に、それぞれの送金方法を先に挙げた目的別にお得に利用する方法をご説明します。
クレジットカード、スルガ銀行VISAデビットで支払うのがお得で簡単です。
※10万円の支払いに対する手数料は1,600円程度ですので、FXで両替して銀行などから海外送金する手数料の総額と比較して判断してください。
e-Bayなどの海外オークションやカード支払いができない取引は PayPal(+クレジットカード〔スルガ銀行VISAデビットもOK〕)を利用することになります。
※PayPalは手数料率がクレジットカードより高く、10万円の支払いに6, 000円近い費用がかかり銀行からの海外送金と同程度の手数料になります。
また、オークションを利用した取引にはトラブルもありますので注意が必要です。
スルガ銀行VISAデビットがお得です。
海外でキャッシュレスの買い物ができ、ATMで現金を引き出すこともできます。
※10万円につき1,630円の手数料(+ATMキャシングは1回210円)ですので、FXで両替して銀行などから海外送金する手数料の総額と比較して判断してください。
【利用方法】
〔国内銀行送金による入金〕
家族がネット銀行などを利用してスルガ銀行普通預金口座に国内送金し、本人はスルガ銀行VISAデビットを海外で利用します。
〔家族カード利用〕
本人カードを利用して日本のATMから入金し、家族は「家族カード」を海外で利用します。
→ スルガ銀行ATM利用時間帯と手数料
【便利な点】
◇円普通預金額の範囲でキャッシュレスの買い物やATMでキャッシングができます。
クレジットカードのような使い過ぎの心配がありません。
◇入金、キャッシュレスの買い物、ATMキャッシングのたびにメールが届きます。
(不正利用があってもすぐ対応できます。)
◇円高のお得なタイミングを見計らって海外のATMからキャッシングできます。
現地に銀行口座があれば現金をATMから入金しておけばよいでしょう。
PayPalを利用するか、銀行や郵便局から海外送金するしかありません。
海外オークションなら欲しい物を安く買えるのでよいかもしれませんが、知人への小額の送金ではできれば避けたい方法です。10万円程度以上なら銀行や郵便局からの海外送金、10万円を下回る金額ならPayPalの利用を目安にしてください。
ただし受け取る相手がスルガ銀行VISAデビットやその他海外で利用できるカードを持っているなら、その人の銀行口座に送金し海外でキャッシングして受け取ってもらうことができます。
海外に出かけることが多い人は海外でATMを利用してキャッシングできる銀行系カードを作っておくと自分も便利ですが、自分あてに海外送金したい人に対する親切にもなります。
(お勧めは当然ですが手数料がお得なスルガ銀行VISAデビットです。)
私がお勧めするのは以上の3つの海外送金関連サービスですが、そのほか海外で利用できるカード利用のポイントをまとめます。
ATM利用の仕方や両替手数料はスルガ銀行VISAデビットとほぼ同じですが、決済日まで年率18%の金利がかかります。
※年間平均借入残高が10万円の場合年間支払い利息は18,000円になります。
便利なサービスですが継続的な利用はちょっと考えものです。
・ イーバンクカード(VISAデビットカード、クレジット機能なし)
・ 海外で利用できる銀行系キャッシュカード(シティバンク、新生銀行、その他銀行)
・ その他の海外で利用できるカード発行サービス
があります。
しかし
・ 海外で利用するときの両替率が高い(イーバンク2.94%、銀行系キャシュカードなど4~5%程度)
※スルガVISAデビットは1.63%
・ キャッシュレスの買い物に対応しない(銀行系キャッシュカード)
ので、あまりおすすめしません。
・ ソニー銀行のMONEYKitグローバル
・ ソニー銀行の2通貨対応クレジットカード(キャッシング機能なし)
・ シティバンク外貨キャッシュカード(ATMでのキャッシングのみ)
は使い方によってはお得だと思います。
次回はまとまった金額の海外送金について説明します。
〔その他海外送金に関する情報〕
海外送金手数料の安い金融機関としてゆうちょ銀行(郵便局)〔2,500円〕やロイズ銀行のGoロイズ〔2,000円〕があります。しかしFXを利用した外貨両替を利用できませんので一般銀行程度の高額の外貨両替手数料がかかります。さらに海外の金融機関に届くまでに別途手数料もかかります。
※ゆうちょ銀行 国際送金のページある国名をクリックすると別途かかる手数料についての説明があります。
また、Goロイズ 海外での手数料についてに通貨別に受取銀行によってかかる別途手数料が説明されています。
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