FX取引を使って、6ヶ月先の為替レートを固定させたい場合は、取引当日の直物レートで、6ヶ月先に必要な外貨金額のポジション(建て玉ともいう)を保有することになります。ポジションとは、外貨売買後に決済(差益決済もしくは受渡し)が完了していない状態のことです。商品先物取引のように期限(限月)はなく、決済しない限り、毎日ロールオーバー(ポジションの持ち越し)され、ポジションは維持されます。これにより、6ヶ月先の為替レートの水準がどうであれ、ポジションを建てた当日の為替レートで、将来いつでも外貨調達が可能になります。
FX取引の外貨ポジション
外貨ポジションを保有すればそのレートで外貨調達の為替レートが固定されます。
FX取引の場合も為替予約同様、通貨間の金利差が反映されます。為替予約が通貨間の金利差が反映しディスカウント(金利差分割引き)もしくはプレミアム(金利差分上乗せ)をして予約レートを決めるのに対して、FX取引の外貨ポジションは、スワップポイント(スワップ金利)の「受け取り」もしくは「支払い」が毎営業日行われる、という方法を取ります。理論上、為替予約の「ディスカウント/プレミアム」とFXのポジションのスワップポイントの「受け払い」の計算は同じですので、金利差が変わらなければ、両者の取引コストはほぼ同額になります。
スワップポイント(スワップ金利)
金利の高い通貨の買いポジションを保有した場合、為替予約のように「ディスカウント」はありませんが、毎営業日スワップポイント(スワップ金利)が受け取れます。